VN-Tag, Nexus-1000V の話がいまいち知られていない。Fabric Extender はスイッチでもなんでもないんでここでは無視。Nexus-1000V で Inter-VM Communication をしているような「錯覚」があるが、実は違う。EVB の資料でも書かれているが、Tag アプローチは、内部スイッチングではなく、タグ付きフレームを外部スイッチでスイッチするというのが本質。つまり、Ethernet フレームを変更している(だから、一般のスイッチでは対応しない)、かつ、Inter-VM communication のレイテンシを大きくしているだけ。もし、ソフトウェアスイッチ(vSwitch)でスイッチしたくない(例えばレイテンシやCPU/memoryへの負荷)場合、vMAC を外部のスイッチが認識できればいいだけ。アダプタでスイッチするのが VEB で、vMAC を使用して外部スイッチでスイッチするのが VEPA。VEPA はストレージ業界では Access Gateway, NPV という言葉で知られている技術に相当。
ただし、Tag のアプローチ自体はとても有効(たとえばクラウドでは)。なので業界でコンセンサスをとろうというのが Edge Virtual Bridging のやっていること。