掲題のドキュメントがある。全部で7つの問題がアドレスされている。
1. Need For Dynamic Provisioning
これは流行りの Software-Defined-Network のことを意味している。動的にソフトウェアから仮想ネットワークインスタンスの生成、破棄などを行うための仕組み(主にAPI)などを言っている。
2. Virtual Machine Mobility Limitations
クラウド環境では、ファブリックでいうところの Automatic Migration of Port Profile もしくは VM-aware Network Automation 機能が必要になるということで。
3. Need to Decouple Logical and Physical Configuration
これがOverlayのキモでもあるが、論理ネットワークと物理ネットワークの「構成」の分離をしないとダメよということをいっている。
4. Need For Address Separation Between Tenants
MAC/IPなどのネットワークの分離をしましょうということである。
5. Need For Address Separation Between Tenant and Infrastructure
テナントと基盤のアドレス分離を言っている。
6. IEEE 802.1 VLAN Limitations
これはVLANのスケーラビリティ限界のことを言っている。
とまぁ、ここまではおおまかに言ってプロトコルなので、決め事の話になる。
7. Inadequate Forwarding Table Sizes in Switches
最後の問題は、クラウド環境ではフォワーディングテーブルが大きくなってしまうという話。わからなくはないが、Ethernet に立脚している以上、これの解消はなかなか難しい。単に物量で解決するのはコスト的に難がある。どうするんでしょうね(笑)。
#Fabric 出ない場合はあまり問題ではない
Fabricであっても、Overlay transparent であれば関係は薄いですが。