このblogに書いてあることは、私の日常。
ASICコストはスイッチ開発のうちのほんの一部に過ぎない。
オペレーティングシステムのASICドライバ、ラインカードドライバ/ブレードドライバ、管理連携モジュール、管理ソフトウェア側のスイッチタイプ追加などのソフトウェアだけではなく、品質テスト(Embedded System の場合、これが一番重要)がかかる。こういったものは NRE で回収するのだが、NREだけで回収するのは難しいから、いろいろとむにゃむにゃするわけだ。
スケジュールの件はいろいろと波紋を呼ぶ。有名なシリコンも respin で数ヶ月予定がずれるなんて割とよくある話。でも、本当に汎用ASICだけが残るのであれば、他社の製品化も同様に遅れるので純マーケティング的にはなんとかなる。SDKの問題は深刻。開発の際に何が悪いのか切り分けをつけるのが難しいケースも有る。結果、汎用チップに問題があっても、1社しか使わないような機能は修正も先送りされかねない。