OpenStack Days 2016 では Workflow Automation を展示、説明した (Why Brocade?については後半で)。OpenStack での workflow automation についてはいろいろあるが、有名なところでは
Heat や
Tacker がある。それぞれ Virtual DC template によるシステムの展開ワークフローと、VNFによるネットワークサービスの構築展開のためのワークフローだ。Heat/Tacker については
Brocade VNF Manager という製品になっている。
今回話をしたのは
Mistral だ。ここでも書かれているとおり、Mistral 自体は Flexible Task Scheduler である。つまり、ワークフローをトリガに基づいて実行する仕組みだ。Cloud cron, BIGDATA analytics& reporting などがユースケースとしてあげられている。特徴は特にないが、あえて書けば、Processを記述する言語(Mistral DSL)が YAML であることだ。
仕様もあげられているため、スケジューラの実装によるワークフロー記述の差がない(あくまで記述仕様レベル)。JP1 で書いたジョブが SystemWalkerで読めないというようなレベルの話はない(原則的に)。
で、
Mistral Teamにも二人でているが、
StackStorm という会社の人間が Mistral に関与している。上にあげた Why Brocade の答えが
これだ。つまり、買収した会社のテクノロジがOpenStackのプロジェクトにも関わっているので日本でも説明したというのが背景だ(まわりくどかったが)。