16GFC を Generation 5(1/2/4/8/16なので5世代目)FCとしてリブランドした。
この発表にはいくつかの内容が含まれている。
1.Brocade6520 Switch
2.Fabric Vision Technology
3.OpenStack
4.Generation 6 FCの開発開始
1.は大した話ではなく、96port の 16GFC ポートを持つ2Uのスイッチをだしたというだけのこと。すでに富士通などでは製品化されている。最近は日本のメーカーの方がこの手の技術製品の採用が速い。ちなみに同時にリリースされた Fabric OS v7.1 ではいくつかの機能の名前が変更された。
DCX8510 の Inter-Chassis Link は UltraScale Inter-Chassis Link という名前になった。また、D_Port は ClearLink Diagnostic Port に変更になった。また、FabricWatchや Server Application Optimization などのライセンスを統合し、Fabric Vision という機能になった。
2.は重要なので最後に。
3.はOpenStackのブロックストレージとして cinder への FC 連携を行う仕組みを開発するということ。
ここでも書いたが、従来の連携では FC-SAN の制御ができなかった。Grizzly をターゲットに(といってもあと1か月)FC SAN Zoning Managerを公開予定。ストレージも Software Defined に。
4.はGen6、つまり、32GFC の話。符号化後スピードで 28Gbpsくらい/laneを実現することを狙っている。Gen6になると、8Gまでの8b/10b、16Gでの64b/66bから256b/257bにFC-FSが変わるため、転送速度はGbpsを使わないのが一般的。16GFC=1600MB/s、32GFC=3200MB/sと覚えれば大丈夫。ちなみに、InfiniBandやEthernetのように、4lane化することも標準化される見込み。つまり、16GFCx4なら64G(Brocade ICLと同じ)、32GFCx4なら128GFCになる。
で、2であるが、上記でも書いた通り、FabricWatch、SAOライセンスなどが統合されたものである。FW の機能は拡張され、Monitoring and Alerting Policy Suite(MAPS)という名前になった。現在でもbottleneck monitor でボトルネックの同定は可能だが、Bottleneck policy の設定が可能になる(これは将来機能)。
Brocade Network Administrator と組み合わせることで(もしくは MAPS のnotificationを駆使すれば)、仮想マシンからの ITNL レベルでの性能のヒストリカル分析とリアルタイムボトルネック検出&通知ができるようになる。これは大きい。