最近、いろいろなITベンダが IDC の
3rd platform という言葉を使い出している。また、直近では
The New IP なんて言葉も出てきた。詳細は両方のページを見てもらえれば大丈夫だが、簡単には新しいプラットフォーム、ネットワーキングの有り様である。
言うまでもなく、SDx(個人的には NFV は part of SDN) の時代というのはソフトウェア技術者がビジネス背景に基づきインフラを定義する時代である。もちろん、(とりわけ)ネットワーキングについては他社とのコンセンサスが重要で、そのためにプロトコルが規定されているし、新しいビジネス背景に基づき新しいプロトコルは生まれ続けている。電話会社はプロトコルを規定し、そのプロトコルに従って製品を実装する(もちろんInternetの場合は必ずしも電話会社ではないが)。私はおそらくこのモデルに少々変化が生じるのではないかと考えている。
最近、オープンソース界隈の人たちと会話することが多い。この人達がよく言うのは「文化の差」だ。いわく、「オープンソース時代はだれでも好きな実装ができる。したがって、こんな実装しましたよーーといって、ソースを公開し、コミュニティーで開発する。つまり 「伽藍とバザール」の違いなんです」と。「こういうものが欲しい」ではなく、「こんな背景でこんなものを作ったけどどうかな?」なんだと。
Dataplane 抽象化(OF-DPA, Intel DPDK, Open Dataplane)と OpenFlow と YANG/NETCONF/RESTCONF があって、オープンなコントローラ実装(Open Daylight) が存在するわけで、この上にさらに Open NFV (abstraction model, YANGか)があれば、こういう実装しましたという North bound App があってもいいよな。
#NMSではなくてOSS(Open Source Software じゃない方) とかBSSね
さて、ハードウェアからソフトウェアネットワーキングにシフトしつつある弊社が対応できるか?頑張らねば。