Brocade が Tapestry シリーズの第3弾、Data Migration Manager を発表。
#第一、第二は Wide Area File Services と Application Resource Manager
Data Migration Manager は AP7420 上の FAIS 準拠(といってもいい) Storage Application Services の上で動くいわゆる「ストレージ仮想化アプリケーション」である。
FAIS (Fabric Application Interface Standard) は、もともと Rhapsody Networks が持っていた仮想化アプリケーション向けの API を Brocade が標準に submit したものだ。Brocade では Storage Application Services(SAS)と読んでいるが、SAS 上のアプリケーションとしては、前述の ARM, Fujitsu VS900, EMC Invista について4つ目かな。
DMM のやっていることは簡単。あるディスクのボリュームを別のボリュームにコピーするだけ。サーバCPUをオフロードできることと、OSに依存しないところがよい点。構成も簡単。LUをplexとして他のplex とミラー構成するだけ。DMMの言葉ではsource extent, destination extent のペアを extent pair と呼び、コピーする extent pair 群を migration set というグループのメンバに登録し、後はコピーを実行するだけ。
zone member --> extent pair
zone config --> migration set
という感じでzone 見たいな設定をする。コピーするときのQoSを設定したり、いろいろなことが可能。もちろん、MPR越しにMcDATAファブリックのLUを移行することも可能
といいつつ、DMM1.1.0a は結構制限が多い。現在はMPRとDMMが一台のAP7420に共存できない。ライセンスの問題。さっさと解消してくれ。
環境は
DMM v1.1.0a
SAS v2.1.2b
XPath OS v7.3.1a
って感じ。