MPR で FC Routing(FCR)を大規模構成するとき、私は Backbone Fabric を経由した、Edge-to-Edge Routing 構成を提案するのだが、SW48000 + FR4-18i の場合、ちょっとした注意が必要だ。
Edge Fabric1 --x MPR1 --- BB Fabric --- MPR2 x-- Edge Fabric2
上記で x じるしを付けたポートが設定上 Ex_Port になる。この構成の利点は、BBファブリック上でなんらかのイベントが発生しても、ここの Edge Fabric には問題がない点だ(MPR1, MPR2 を冗長化している前提)。
もしSW48k +FR4-18i だと、edge1 が backbone fabric になってしまう。
Edge1(SW48k + FR4-18i) x---- Edge2
^^^^^これが BB fabric になってしまう
最初の例に比べ欠点はないが、BBファブリックを中心としたスケーラビリティのストーリーが使えなくなってしまう。もちろん、コストは下がるので、こちらのほうがいいに決まっているのだが、作戦変更なのでお客様にはその旨を伝えなければならない。
BB fabric というのは例えでいうと MPLS 網の LER からキャリア側よりの部分を指す。ここにデバイスを挿すと、MPRの場合、FCRできず、デバイスが見えない。FOSv5.1 から backbone-to-edge routing ができるようになったので、backbone にデバイスを接続しても見えるようになった。
#複雑だ